あらち農園は、ブルベリーや養蜂を中心とした、個人の研究農園です。ブルーベリー畑はトンボ沼のすぐそばにあり、環境汚染の影響が少ないので多くの生物が生息しています。生息している昆虫の写真集はこちらです。
コラム
植物同志はコミュニケーションをしている
サイト<https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/041900194/>より
2023年3月30日付けで学術誌「Cell」に発表された論文によると、さまざまな種類の植物が、ストレスにさらされると超音波を発するという。植物が捕食者から花粉媒介者まで、あらゆるものと「会話」していることを示唆する最新の証拠だ。この研究には重要な意義がある。植物たちのコミュニケーションの仕組みを理解できれば、増え続ける人口に対応するために耕作地を増やしたり、私たちが気候変動に適応したりするのに役立つ可能性があるからだ。
<体内での信号のやりとり>
植物が環境に反応するためには、自分の根や茎、葉、花、果実の間でコミュニケーションをとる必要がある。
植物の葉は捕食者の接近や光や音の変化を感知し、根は地中の状態(栄養分や水分、地中にもいる捕食者など)を監視している。
米ウィスコンシン大学マディソン校の植物学教授であるサイモン・ギルロイ氏によると、植物の体内の信号は、私たち動物の神経系とは異なる配管のようなものの中を伝わるという。
電気信号は、この配管の中を通る物質によって伝わるのだと、植物の相互作用を研究する生物学者でNSFのプログラムディレクターであるコートニー・ジャーン氏は説明する。例えば、根が渇水を感知すると、葉に指示を出して水蒸気の放出を制限し、水を節約するのだ。
農園主は、教育者として理科の指導に長年携わり、定年後は生まれ育った地元で、所有する農業地を活用し研究を兼ねて試行錯誤しながら、古来からのあるべく農法の姿について取り組んでいます。
現在の近代農法は、海外からの輸入農作物と競合するため、機械化による大量生産と価格を抑えるために、化学肥料や農薬使用により、見た目の良い格安な農作物を生産していますが、健康面と本来持っている植物の特性を生かすため、もう一度原点に返って古来の農法に目を向けたいと思っています。